奈良大学社会学部社会調査学科では、今年度も公開講座「夏の夜話2010」を開催いたします。今年度は奈良市中部公民館との共催となり、一段とパワーアップ!するどい目線で「今」を見すえた内容でお届けいたします。ぜひご参加ください!
本年度のテーマは「日本の立ち位置~比べることで分かる『私たち』」です。
さまざまな歴史を持つ、さまざまな国々があり、そこには多様な文化が息づ いています。「社会の仕組み」を考えるとき、私たちは自分の社会の持つ歴 史、文化について自覚し、その特徴に合ったものを作り上げていく必要があり ます。そのためには、まずは「自分たちの文化のもつ特徴」を理解しなければ なりませんが、それには「比べる」というやりかたを用いることが大切です。 今年の講座では、日本社会と日本文化の持つ特徴を「比較」という観点から 読み解き、日本のアイデンティティについて考えます。
第1回 7月16日(金) 「仲良しということの無惨さ」~日本的コミュニティの特質~ 講師: 奈良大学社会学部社会調査学科准教授 尾上正人
昔から、欧米人の「個人主義」に対して日本人は「集団主義的」であり、日本 人はコミュニティの中で生きるのが得意かつ好きな民族であるかのように語ら れることが多いですが、はたして本当でしょうか?近年の社会心理学や職場帰 属研究、さらにソーシャル・キャピタル(社会関係資本)論などの研究成果は むしろ、日本人が組織の縛りの中でやむなく自分を押し殺して耐えている姿を 浮き彫りにしつつあります。個人個人が属していることに幸せを感じられるよ うな、これからのコミュニティのあり方について考えてみたいと思います。
第2回 7月23日 日本の看板と中国の看板~何が異なり、どこが一緒なのか~ 講師: 奈良大学社会学部社会調査学科准教授 芹澤知広
かつて日本の文化人類学・民俗学の分野にとって「看板」は、研究上重要な調 査対象・集収対象のひとつでした。この講座では、日本の文化人類学の歩みを 看板研究を通して辿り、日本と中国の伝統的な家族制度と商業文化の違いにつ いても触れながら、比較する視点を考えます。また、奈良県の私設民族学博物 館に現在所蔵されている中国の看板についても紹介します。
第3回 7月30日 日本の成果主義的人事管理~その実践から学ぶこと~ 講師: 奈良大学社会学部社会調査学科教授 亀田速穂
日本の企業がアメリカの成果主義的人事管理を導入し実践する中で、当初意図 したことがうまく達成されずに、修正や反省がなされています。この講座で は、その原因を日本の企業文化による影響に求めながら、成果主義を日米企業 の 文化的脈絡の中で理解することの大切さについて考えます。
- 会場: 奈良市中部公民館 奈良市上三条町23-4
- 定員: 各回60人(申込み先着順)
- 開講時間: 午後7時~午後8時30分(開場は午後6時30分から)
- 受講料: 無料
申込み・お問い合わせ先: 往復ハガキ・FAX・メールまたは(財)奈良市生涯学習財団ホームページの「参加申込」フォームに受講を希望する講座名(社会調査学科公開講座)と講座番号(1・2・3)、住所・氏名・年齢をご記入のうえ6月29日(火)必着でお申し込みください。
- 宛先: (財)奈良市生涯学習財団 中部公民館
- 〒630-8228 奈良市上三条町23-4
- 電話: 0742-26-6506 FAX: 0742-26-3263
- Email: chubu@manabunara.jp URL: http://manabunara.jp/
夏の夜話2010のチラシはこちらです(新しいウインドウが開きます)










