なぜ、今、心理学科なのか?

- 現代社会のさまざまな場面でメンタルヘルスへの関心が高まっています。教育場面での不登校の問題、現代社会特有の犯罪の背後にある“こころ”のゆがみ、職場のストレスによるバーンアウト症候群。またうつ病は、“こころ”の風邪といわれるようなってきました。誰がいつなっても不思議ではないのです。このように、“こころ”の問題への対応は、社会のあらゆる場面でこれまで以上に必要とされてきています。
- このような社会的需要にこたえて心理学教育を充実させ、“こころ”のエキスパートを育成したいと奈良大学社会学部では考えています。そのため心理学科では、メンタルヘルスの問題にとりくむ臨床心理学コースと、社会との関係から「こころ」の働きにアプローチする社会心理学コースを設けて、「個」と「社会」の両面からひとの「こころ」に迫っていきます。そして、複雑な現代社会において、どうすれば一人ひとりがいきいきと生活していけるかを探求します。
コース紹介


- 現代の高ストレス社会に対応した、カウンセリング・マインドを育てるためのカリキュラムを用意しています。私たちが日々感じるストレスは、身体的な不調の原因になるだけでなく、“こころ”の不調の原因にもなります。このような“こころ”の不調は、いじめ、虐待、突発的な犯罪などの社会問題の背景にもなっていると考えられます。どうすれば“こころ”の不調を軽減できるのか。どのように回復までのケアを提供したらよいのか。臨床心理学コースでは、皆さんと一緒にこのような問題にアプローチしたいと思っています。


- 社会関係の中に埋め込まれた“こころ”に注目します。私たちは、いつも社会との関係の中にいます。学校で友人と一緒にいるとき。家族で食事をしているとき。一人でテレビを見ているときであってもマスメディアという社会に接しているのです。そして、私たちの“こころ”は、良好な社会関係をたもつために、社会関係からいろいろなことを感じ、考えています。社会心理学コースでは、このように社会関係の中に埋め込まれた“こころ”の働きに、調査や実験といった手法を使ってアプローチします。
学びのポイント

- 一口に心理学といっても中身はさまざまです。臨床心理学や社会心理学を中心に、発達心理学、教育心理学、性格心理学、犯罪心理学など、心理学の隅から隅まで詳しく学びます。

- 心理学科には臨床心理学や社会心理学の専門家だけではなく、ジェンダー心理学や 集団力学、発達心理学などの専門家がいます。社会のこころと人のこころ…こころを幅広く学びます。

- 人のこころや感覚を理解するためには科学的なアプローチも必要です。鏡映描写、錯覚実験、記憶実験、あるいは問題解決実習などの体験学習を通してワイワイガヤガヤ学ぶこともあります。

- 心理学を幅広く学んだことを照明する「認定心理士」や、「産業カウンセラー」の基礎資格が取得できるなど、資格サポート体制も充実しています。さらに本学大学院の臨床心理学コースに進むことで、より深く臨床心理の知識と技術を身に付けることができます。

- パソコンは現代人の必須アイテム。心理学科では実験研究の準備から結果の報告までフルに活用します。また、カウンセリング実習など、将来専門職に就いても一般企業に就職しても、ここで学んだことはきっと役に立つはずです。












